水道修理マスター:プロのヒントとテクニック

2025年12月
  • 風呂の排水溝の臭いを自分で消す方法

    浴室

    浴室に立ち込める、排水溝からの不快な臭い。その原因である、排水管内部のヘドロ汚れは、初期段階であれば、専門業者を呼ばずとも、家庭にあるものや、市販の洗浄剤を使って、自分で解消することが可能です。ここでは、誰でもすぐに実践できる、効果的な臭い取り掃除術を、ステップバイステップで紹介します。まず、掃除を始める前に、必ずゴム手袋と、換気の準備をしてください。最初のステップは、「物理的な掃除」です。排水口の蓋と、その下にあるヘアキャッチャーを取り外し、絡みついた髪の毛や、ヌメリを、古い歯ブラシなどを使って、徹底的に取り除きます。多くの場合、これだけでも、かなりの臭いが改善されるはずです。次に、取り外せる部品(排水トラップのワントラップなど)があれば、それも全て取り外し、浴室用洗剤とブラシで、こびりついた汚れをきれいに洗い落とします。次に、手の届かない、排水管の奥の汚れにアプローチする「化学的な掃除」に移ります。最も手軽で効果的なのが、市販の「液体パイプクリーナー」の使用です。製品に記載されている規定量を、排水口に直接注ぎ込み、指定された時間(通常は十五分から三十分程度)放置します。主成分である水酸化ナトリウムが、髪の毛や皮脂といった、タンパク質や油脂汚れを、化学的に分解し、溶かしてくれます。時間が経ったら、たっぷりの水で、薬剤と汚れを完全に洗い流してください。また、より環境に優しく、安全な方法として、「重曹とクエン酸(またはお酢)」を使ったナチュラルクリーニングも有効です。まず、排水口に、粉末の重曹を半カップほど振りかけます。次に、その上から、クエン酸を大さじ二杯、あるいは、お酢を百ミリリットル程度、ゆっくりと注ぎかけます。すると、化学反応によって、二酸化炭素の泡が、勢いよく発生します。この泡の力で、配管内部の汚れを浮かび上がらせるのです。三十分ほど放置した後、四十度から五十度程度のお湯で、十分に洗い流してください。この時、沸騰したての熱湯は、塩化ビニル製の排水管を傷める可能性があるため、避けるのが賢明です。これらの物理的・化学的な掃除を、定期的に行うことで、排水溝の臭いを、根本から断ち切ることができるのです。