水道修理マスター:プロのヒントとテクニック

2025年11月
  • お風呂排水溝流れ悪い!原因と家庭対策

    生活

    一日の疲れを癒すお風呂タイム。しかし、浴槽のお湯を抜いた時やシャワーを使った後に、排水溝の流れが悪く、なかなか水が引かないという経験はありませんか。このお風呂の排水溝の流れが悪いという問題は、多くの家庭で起こりうる一般的なトラブルですが、放置しておくと悪臭やさらなる詰まり、場合によっては水漏れの原因にもなりかねません。流れが悪くなる主な原因は、排水溝やその先の排水管内部に、髪の毛、石鹸カス、皮脂汚れ、そしてシャンプーやリンスの残りなどが長年にわたり蓄積し、水の通り道を狭めてしまうことにあります。特に髪の毛は、排水溝の目皿(ヘアキャッチャー)を通り抜けたものが、排水トラップ内部や排水管の曲がり角などで他の汚れと絡み合い、大きな塊となって詰まりを引き起こしやすい代表的な原因です。また、石鹸カスや皮脂汚れは、排水管の内壁に徐々に付着し、ヌメリとなって水の流れを妨げます。これに髪の毛が絡みつくことで、詰まりはさらに悪化していきます。家庭でできる対策としては、まず排水溝の目皿に溜まった髪の毛やゴミをこまめに取り除くことが基本です。これを怠ると、すぐに流れが悪くなる原因となります。次に、市販のパイプクリーナーを使用する方法があります。液体タイプや粉末タイプ、泡タイプなど様々な製品がありますが、髪の毛やヌメリを溶かす効果が期待できます。製品の指示に従って適切な量を投入し、一定時間放置した後に十分な量の水で洗い流します。ただし、強力な薬剤もあるため、使用時には換気を十分に行い、ゴム手袋を着用するなどの注意が必要です。また、ラバーカップ(スッポン)も軽度な詰まりには有効です。排水溝の口にラバーカップをしっかりと密着させ、ゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引き抜く動作を繰り返すことで、詰まりを吸引したり押し流したりする効果があります。この際、排水溝の周りに水を溜めておくと、より効果的です。これらの対策を試しても流れの悪さが改善しない場合は、排水管の奥深くで頑固な詰まりが発生している可能性が考えられます。その場合は、無理に自分で解決しようとせず、専門の水道修理業者に相談することをお勧めします。