水道修理マスター:プロのヒントとテクニック

2025年7月
  • 大雨の日に多い?屋外排水溝からの水上がりと対策

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    梅雨の時期や台風など、大雨が降った際に、敷地内の屋外にある排水溝や雨水マスから水が上がってくる、あるいはマンホールから水が溢れているのを見たことがあるかもしれません。これは、通常の排水溝の詰まりとは原因が異なる場合があり、注意が必要です。屋外の排水溝や雨水マスは、主に雨水を地面や屋根から集めて下水道へ流す役割を担っています。しかし、大雨によって短時間に大量の雨水が流れ込むと、下水道全体の処理能力を超えてしまい、水が溢れてしまうことがあります。これは「内水氾濫」と呼ばれる現象で、排水溝やマンホールの逆流として現れることがあります。また、屋外の排水溝や雨水マス自体に問題がある場合もあります。落ち葉や泥、砂利、飛んできたビニールなどが堆積して詰まりを起こしているケースです。特に樹木の近くにある排水溝は、落ち葉や根っこが原因で詰まりやすい傾向があります。屋外の排水溝からの水上がりや溢れに対処する際は、まず安全確保が最優先です。増水した水には汚水や様々なゴミが含まれている可能性があり、感染症のリスクや、蓋が外れていたり破損していたりする危険性も考えられます。不用意に近づいたり、素手で触ったりするのは避けてください。自分でできる範囲の対処としては、見える範囲の落ち葉や大きなゴミを取り除くことが考えられます。ただし、雨水マスの中まで手を突っ込むなどの危険な行為は絶対に行わないでください。屋外の排水溝の詰まりの原因が、敷地内の雨水マスや排水管にある場合は、高圧洗浄などで改善する可能性があります。しかし、詰まりの原因がさらに奥、つまり公共の下水道本管にある場合は、個人で解決することは不可能です。